習い事の練習がうまくいかない。勉強の取り組みがうまくいかない。「子どもは育つ。育て方ひとつ」スズキ・メソードから学んだ子育てのヒント

 

私の息子は3歳のときから現在6歳の3年間、

スズキ・メソードでバイオリンを習っています。

現在4歳の娘も半年前からお稽古を始めています。

 

スズキ・メソードでバイオリンを習おうと思ったきっかけは、

夫がスズキ・メソードでバイオリンを習っていたことでした。

 

私はレッスンを始めたころは、

そのスズキ・メソードの「本質」を理解できていませんでした。

そのため、単なる「楽器のおけいこ」だと思っていたのです。

 

しかし、レッスンを受けていくうちに、

これは、立派な親になるための、親のための教室だということに気づきました。

 

 

「子どもがバイオリンが上達しないのは親の責任」

厳しいかもしれませんが、先生にこう言われたことがあります。

 

毎日練習するだけでも大変なバイオリンの練習。

練習させることに焦点を置いていた私は

息子に対して、「早くやらないと遊べないよ」「そこ、音ずれてるよ」

というネガティブな声がけが多く、息子は練習が嫌いになってしまいました。

 

 

親が一生懸命「練習をやらせなくては」という思いだけで必死になっても

全然うまくいかなかったのです。

 

そこで、

なんで練習が嫌なのかを本人に聞いてみたところ

「お母さんが怒るから・・・」

という返答が返ってきました。

 

 

その子を伸ばすのは一緒にいる親しだいなのです。

 

それから、

子どもに対する声かけや

アプローチの仕方を変えてみたのです。

 

 

子どもが練習でうまくいかなくて、やる気がなくなった時は、

私(母)が悩みながら練習しているところをやって見せて、

「お母さんも全然うまくいかないだ」と気づいてもらい、

 

「みんな始めはうまくいかないんだよ」

「うなくいかなことは全く悪いことではないいんだよ」

 

というメッセージを

言葉ではなく、感じてもらうようにすると、

 

どうしてできないか原因を一緒に考えてくれたことがありました。

 

 

子どもがうまく上達していないなと

思ったとき、今までは子どもに対して、

「やる気がないな」とイライラしていましたが、

 

今は、親の責任なんだなと思えることで

子どもたちに対するアプローチが変わって、

 

結果的にうまくいくことが多くなった気がします。

 

これは、

バイオリンのレッスンだけでなくすべてのことに

適応すると思います。

 

 

芸術系の習い事ですとほかに

エレクトーンを習っているのですが、

やはり、うまくいかないときは練習が嫌になります。

 

そんな時、どうしたら前向きに取り組めるかをまず、

親が「考える」ことが大事だとわかりました。

 

うちの子によく効いていたのは、

競争にしてみる事だったり、間違えずに弾けたら手作りのメダルを作ってあげる

といった、ことでした。

 

また、娘は息子と性格も違っていたので、

違う方法、対策を考えながらやってきています。

 

 

お勉強でも同様に、

音読が苦手な息子にはどういったアプローチがいいのかを考え、

音読専用の本を使用しています。

 

また、読解も苦手なので、いろいろと考えて

手作りの交換ノートをつくりました。

 

 

日々の算数ドリルのなかでもうまくいかなくて、やる気をなくすことも

たくさんあるので、そのときも本人の気持ちをくみとり取りながら

丁寧に対応することが

親としての役目なのかなと思ったりもしています。

 

 

いろいろと試行錯誤した上でも

やる気がなかったり、甘えているような場合は

夫が厳しく、「自分の力でかんがえるように」

といって、息子が泣きながらドリルに取り組むときもありましたが、

親が感情に任せて

厳しく言っていなければそれもひとつの教育だと思っています。

 

ただ、問題が解けたときには

一緒になって喜び、たくさんほめてあげます。

問題が解けたことよりも、

一生懸命考えた過程にたいしてよくほめることが

重要だと考えています。

 

まとめ

 

習い事の練習や勉強への取り組みなどで、うまくいかなくて、

子どもも親も苦しいとき、親がまず自分原因論で考え、

試行錯誤しながら色々試してみる事がとても重要だということ。

 

スズキ・メソードのバイオリン教室を通して

親は子どもにどう関わっていけばいいのか。どうすれば子どもは立派に

育ってくれるのか。ということを母として父として自問自答して一緒に成長していくことが大切だということ。