公文式と七田式の違いについて
小学校受験をされるママさんのブログなどを拝見すると
よく目にするのが「七田式」
今まで、お勉強系の幼児教育といったら「公文式」のことしか知りませんでしたが、
七田式についても気になったので比較しながら調べてみました。
<七田式について>
七田式は最近よくしられるようになったそうです。
脳科学に基づいたトレーニングで、右脳を鍛える幼児教育のようです。
特に有名なのが「フラッシュカード」です。
絵や文字の書かれた大量のカードを高速で見せて、それを暗記させて答えさせるものです。
これは、瞬時に理解することで高速で処理する「右脳」が働き始め、
活性化されるということです。
「右脳は映像の脳」
「左脳は言語の脳」
といわれています。
七田式の授業ではカードの絵(映像)を見せながら、その名称(言語)を言って聞かせるので、絵とその名称の関係性を自然と理解できるようになり、
左右の脳をつなぐ連結回路を育てることができるといいます。
レッスンでは50分のうち、
フラッシュカードの時間が半分くらい、残りの時間は自分の手先を動かして学ぶ内容。
また、公文式とは違い、先生の指導がありレッスンには親が必ず付き添います。
さらに、先生から親に対して、家庭環境全般の指導も行われます。
そのため必然的に月謝も高額になるみたいです。
<公文式について>
一般的な塾と異なるのは、授業をする先生がおらず、生徒たちは決められた曜日の好きな時間に教室へ行き、自分のペースでプリントの問題を解きます。(現在コロナ禍で時間が決められている場合もあるそうです)
プリントは各教室の指導者に採点してもらいますが、間違えた問題についてもとき方を教えてもらえるわけではありません。
例題から答えを推測し、自力で解けるようになるまで何度も取り組む「自学自習」制度です。
プリントもシンプルな計算問題のみで応用問題はありません。
それを反復することで、正確さとスピードのある処理能力を身に付けます。
問題を理解する喜びよりも、先に進む達成感をこどものモチベーションにしているように感じます。
小学校の先取りをさせたいなら「くもん式」といわれています。
<くもん式>
公文式は繰り返し計算することで計算力を付ける
学習習慣を身に付ける
先に進む達成感をモチベーションに、黙々と問題を解いていく
小学校の先取りをしたいならくもん式
<七田式>
脳科学に基づいて右脳を鍛える(右脳教育)
記憶力を鍛えるレッスン
子どもにとっての「一番の先生は親であり一番の教室は家庭」
という考えをベースにしている。
公文式と七田式のデメリット
・毎日プリントをさせる必要がある
・週二回送り迎えの親の負担
七田式
・くもんより月謝が高額
・暗唱の取り組みの親の負担
・毎日のマンスリーCDのかけ流し
・レッスンは親同伴
まとめ
公文式と七田式、比較してみると考え方がまったく違いました。
公文式も七田式も研究し尽くされたすばらしいメソッドで、
それを家庭で継続して行くことが難しいから、そういったことをやってくれる教室が存在しているのだと思います。
ご家庭、親と子の関係、それぞれの嗜好や考え方があると思うので、
自分たちに会う教室を検討することが大切であると思います。